間違いやすいビジネス用語

ビジネス用語のことをよく知らないまま社会人になってしまった…。今回は、そんなあなたのために、最低限覚えておきたい、間違いやすいビジネス用語についてまとめました。是非これを機会に意味を覚えて、正しい使い方をマスターしましょう。

■手紙文書の「拝啓」と「敬具」、どうやって使う?

「拝啓」は頭語なので文頭に、「敬具」は結語なので文末にいれます。これらは二つでワンセットなので、頭語を使ったら必ず結語を入れましょう。

日本郵便 手紙の基礎知識

■「製品」と「商品」は何が違う?

間違いやすい「製品」と「商品」の違い。自分がビジネス上、どの立場にいるかによって、言葉の使い方が異なります。

例)

1.衣料品製造会社が服(製品)をつくる
2.販売店が製造会社から服(製品)を購入
3.お客さんが販売店から服(商品)を購入

製造業の方は自分たちが作る品を「製品」、販売業の方が自社で扱う品は「商品」ということになります。ちなみに「商材」は、商売を行う上での材料で、上の例で3がビジネス目的の購入なら「商材」になります。

■「業種」と「職種」の違いがわからない

「業種」は事業の種類で、「職種」は仕事の種類になります。自分の業種と職種を聞かれた場合は、「自分が勤めている会社の事業」、「自分がその会社で行っている仕事」と言うことになります。

例)

Aさん (業種)製造業→(職種)技術開発
Bさん (業種)情報通信業→(職種)事務、経理

例のBさんのように、業種から必ずしも職種が連想できるとは限りません。会社名から「業種」が判断しづらい場合は「何をやってる会社ですか?」と聞かれる場合も。そんな場合は「業種」を答え、名刺にも両方表記するといいでしょう。

Wikipedia 業種

■「特長」と「特徴」はどっちがすぐれている?

「特長」は他と比べたときにすぐれた点で、「特徴」は他と比べたときに違いが目立つ点であり、良い悪いの区別はありません。そのためビジネス上、自社製品のアピールなどに使う場合は「特長」になります。

例)

足の速さが特長のスポーツ選手
ヒゲの濃さが特徴のスポーツ選手

会話の上では気にならなくても、いざ漢字を聞かれると悩んでしまう方も多いはず。間違って使って恥ずかしい思いをしないように、しっかりと覚えて活用してみてください。