楽天リサーチは28日、「決済に関する調査」の結果を発表した。同調査は、3月5日~6日の期間に、同リサーチに登録しているモニター約228万人の中から、20歳~69歳の男女1,000人を対象に行ったもの。
まず、日頃の決済方法を尋ねたところ、「現金」が91.8%、「クレジットカード」が84.3%と、これら2つが大半を占めた。次いで、「口座自動引落」が41.4%、「電子マネー」が40.3%、「銀行振り込み」が35.1%となった。
電子マネーと答えた人に、使おうと思う金額を聞くと、「500円未満」が38.0%、「500円以上(1,000円未満)」が22.3%となり、これらを合わせると「1,000円未満」が60.3%に上った。このほか、「1,000円以上」が8.7%、「5,000円以上」が6.5%となった。
電子マネーを選んだ人が、日頃利用している場所を見ると、圧倒的に多かったのは「コンビニエンスストア」で76.9%。以下、「スーパー」が44.9%、「駅(乗車券・定期券)」が36.5%と続いた。
電子マネーを使うメリットについては、「利便性」の72.0%、「現金いらず」の69.2%、「ポイントやマイルが貯まる」の67.2%がトップ3に入った。
現在利用している電子マネーは、1位「楽天Edy」で45.4%、2位「nanaco」で37.7%、3位「WAON」と「Suica」でともに36.2%、5位「PASMO」で17.4%となった。また、電子マネーカードの保有数を見ると、「1種類」が35.7%で最多。以下、「2種類」が32.8%、「3種類」が17.4%と続いたほか、「6種類以上」も2.7%あった。
一方、クレジットカードを使っていると答えた人に、使おうと思う金額を聞いたところ、「1,000円以上」が最も多く19.6%。次いで、「5,000円以上」が13.2%、「1万円以上」が12.0%、「3,000円以上」が11.2%などとなり、合わせて「1,000円以上」が約8割に上った。
クレジットカードを使う場所や用途は、「ネットショッピング(物販)」が最多で81.5%。以下、「宿泊代・旅行代」が55.5%、「家電量販店」が55.4%、「百貨店・小売店」が52.9%、「スーパー」が45.2%と続いた。
クレジットカードを使うメリットについては、「ポイントやマイルが貯まる」の83.3%、「利便性」の70.0%、「現金いらず」の67.6%がトップ3にランクイン。電子マネーのメリットと比べると「ポイントやマイルが貯まる」が比較的多く、楽天リサーチは「利用金額が大きい分、ポイント蓄積の実感が得られやすいということなのだろう」と分析している。