東武鉄道はこのほど、栃木県佐野市の東武佐野線葛生駅南側の鉄道貨物ヤード跡地で計画している大規模太陽光発電(メガソーラー)事業の設備工事に着工したと発表した。
同事業は100%子会社の東武エネルギーマジメントが事業主体となり、千代田組が工事を請け負う。太陽光システムのメーカーも東芝に決定した。約1万6,000平方メートルの東武鉄道保有地に4,752枚の太陽光パネルを設置し、一般家庭約350世帯分に相当する年間128万kwhの発電電力量をめざす。発電出力は1,000kw(1メガワット)。約3万6,000本のブナの木を植林したのに匹敵する年間402トンのCO2削減につながるという。
東武鉄道では、今後も太陽光をはじめとする発電事業や再生可能エネルギーの活用などのノウハウを蓄積し、さらなる事業展開を図りたいとしている。