カナダのResearch In Motion (RIM、ビジネス名: BlackBerry)は2013年度第4四半期 (2013年3月2日締め)決算においてアナリストの赤字予想を覆し、9800万ドル (1株あたり0.18ドル)の利益を計上した。調整後の収益は1株あたり0.22ドル。Thomson Reutersがまとめたアナリスト予想は、売上高28億ドルで1株あたり0.29ドルの損失だった。
売上高は27億ドルで前年同期比36%減。BlackBerryスマートフォンの出荷台数は約600万台で、アナリストの650万台という予想を下回った。またBlackBerry PlayBookタブレットの出荷台数は370,000台で、市場シェアを確立するような勢いはまだ見られない。こうした中、前期に続く黒字を達成できたのは法人税が小さくなった影響が大きいが、Thorsten Heins社長兼CEOは大規模な組織再編とコスト削減の効果を指摘している。また1月末に発表したBlackBerry Z10が約100万台の出荷台数を達成しており、復調の兆しを印象づける内容だったと言える。