まるまげを結った女性が続々と鳥居をくぐる

富山県氷見市で「まるまげ」を結った未婚の女性が和服で市内を巡行し、幸せな結婚を祈る「まるまげ祭り」が開催される。開催日時は4月17日13時30分~16時、巡行コースは、比美町商店街から千手寺までとなる。

芸者たちが結婚を「まるまげ」で願う

まるまげ祭りは、江戸時代に氷見の芸者達が年に一度の休日に幸せな結婚を願い、既婚女性を象徴する「まるまげ」を結い、氷見市内の千手寺の観音様に願かけをしたのが由来と伝えられている。その後、芸者も少なくなり、一般公募を始めてからにぎわいを取り戻したという。

同祭りは、千手寺の観音大祭における「かんのんさま巡行」関連イベントのひとつとして行われる。巡行するのは、花笠童子、次いで先導総代、太鼓台、稚児、法中、千手観音を載せた神輿(みこし)、氏子総代、楽人、まるまげ嬢の順番で市内中心部を約1時間半かけて練り歩く。

当日は「氷見ゆったりまちなか巡り」が開催され、ボランティアガイドの案内で祭りを見学するコースも用意されている。参加費は昼食代、施設の入館料、保険代等含めて2,500円。

真剣な面持ちで祈りをささげる

詳細は、氷見市観光協会を確認のこと。