バッファローは27日、無線LAN(Wi-Fi)の最新規格「IEEE802.11ac(Draft)」に準拠したルータ製品として、1,300Mbps(理論値)の転送に対応する「WZR-1750HP」シリーズを2モデル、866Mbps(理論値)の転送に対応する「WZR-1166DHP」シリーズを3モデル、合計5モデルを発表した。3月下旬より順次発売し、価格は18,690円より。

WZR-1750HP / WZR-1750HP/E

「WZR-1750HP」

「WZR-1750HP/E」

「WZR-1750HP」は、5GHz帯で最大転送速度1,300Mbps(理論値)のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯で450Mbps(理論値)のIEEE802.11b/g/nに対応した無線LANルータ。3月下旬より発売し、価格は22,050円。

5GHz×3本(送信×3、受信×3)、2.4GHz×3本(送信×3、受信×3)のハイパワーアンテナによる電波出力で、最大転送速度は1,750Mbps(理論値)。実効スループット値は約915Mbpsと高速で、宅内の隅々まで電波が届くとしている。動画/音声/ゲームなど、通信の有線順位を設定する「アドバンスドQoS」機能を搭載し、スマートフォンだけでWi-Fi設定が行える「AOSS2」も採用。セキュリティはWPA2-PSK(AES) / WPA-PSK(AES) / WPA2 Mixed PSK / WEP(64/128bit)、Any接続拒否、MACアクセス制限など。

有線LANインタフェースはGigabit Ethernet対応のLANポート×4とWANポート×1で、有線時の実効スループット値は939Mbpsとなっている。そのほかUSB 3.0ポート×1とUSB 2.0ポート×1を搭載し、USB接続のHDDやUSBメモリを接続することで、簡易NASとしても運用できる。USB機器を共有するデバイスサーバ機能も搭載。本体サイズは約W34×D183×H212mm、重量は約580g。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.4~10.8、Android 2.1~4.0、iOS 5以降。

「WZR-1750HP/E」は、「WZR-1750HP」が2台セットになったモデル。4月下旬より発売し、価格は42,210円。1台は中継機やイーサネットコンバータとして使用可能。もちろん親機としても使える。2台の親機間で無線通信し、広い宅内などで通信距離を延長したり、電波の届かないエリアへ中継したりといった使い方が可能。

WZR-1166DHP / WZR-1166DHP/U / WZR-1166DHP/E

「WZR-1166DHP」

「WZR-1166DHP/U」

「WZR-1166DHP/E」

「WZR-1166DHP」は、5GHz帯で最大転送速度866Mbps(理論値)のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯で最大300Mbps(理論値)のIEEE802.11b/g/nに対応した無線LANルータ。5月上旬より発売し、価格は18,690円。

5GHz×2本(送信×2、受信×2)、2.4GHz×2本(送信×2、受信×2)のハイパワーアンテナによる電波出力で、最大転送速度は1,166Mbps(理論値)。基本仕様は「WZR-1750HP」とほぼ共通で、USBポートはUSB 3.0ポート×1のみとなっている。本体サイズは約W34×D183×H212mm、重量は約520g。

「WZR-1166DHP/U」は、USB 2.0対応Wi-Fi子機とのセットモデル。5月下旬より発売し、価格は24,360円。PCでIEEE802.11acを使用するために、USB 2.0対応Wi-Fi子機「WI-U2-866D」が1本セットになっている。

「WZR-1166DHP/E」は、「WZR-1166DHP」が2台セットになったモデル。5月下旬より発売し、価格は35,490円。1台は中継機やイーサネットコンバータとして使えて、親機としても利用できる。