キヤノンは3月27日、電子辞書「wordtank(ワードタンク)」シリーズの新モデルとして「A511」「A512」を発表した。4月4日より発売し、価格はオープン。推定市場価格は15,980円となっている。
A511は、JTBが監修した海外情報を収録する海外旅行向けモデル。「るるぶ」を発行するJTBパブリッシングのデータベースから、海外10エリア分の旅行情報および5カ国分のグルメ情報を写真と共に収録。辞書としてだけでなく、旅行時のガイドブックとしても活用できる。分かりやすいイラストと音声機能で、いざという際に便利な「旅の指さし会話帳」は従来モデルの8言語にタイ版とインドネシア版が追加された。英語辞書は「ジーニアス英和辞典 第4版」と「ジーニアス和英辞典 第3版」を収録する。
一方のA512は、TOEIC対策をはじめとする英語学習向けコンテンツを収録するモデル。初めての電子コンテンツ化となる「1日1分レッスン!新TOEIC TEST 英単語、これだけ 完結編」をはじめ、TOEIC対策の学習本として人気の「1日1分レッスン!TOEIC TEST/新TOEIC TEST」シリーズ合計6冊分を収録する。英語辞書は、約25.5万の語句を収めた「ジーニアス英和大辞典」や「オックスフォード現代英英辞典 第8版」など5冊分を収録する。
いずれのモデルも、キヤノン独自の音声合成エンジン「PureTalk」やネイティブ音声機能を搭載。リスニングの練習に使用することができる。また、海外での買い物時に便利な15種類の通過換算機能も備えている。
ハードウェアの主な仕様は2モデルとも同じで、ディスプレイが2.4型カラー液晶、表示文字サイズが16・24・48ドット相当、電源が単4形電池×2本またはUSBバスパワー、電蓄同時の持続時間が約80時間(英和辞典の画面で連続表示した場合)となっている。
サイズはW66×D116×H18(最厚部)mm、重量は107gとなっている。