東京メトロはこのほど、有楽町線新富町駅、月島駅、新木場駅にホームドアを設置すると発表した。4月中にホームドア戸袋部分が設置され、6月29日より使用開始される。

2012年4月14日から使用開始された銀座一丁目駅のホームドア

同社はホームでの転落・接触事故の防止などを目的に、有楽町線全駅へホームドア導入を進め、すでに18駅でホームドアが稼働中。新富町駅、月島駅、新木場駅で使用開始した後、残る3駅(千川駅、豊洲駅、辰巳駅)も2013年度中に設置完了させる予定だ。今回の整備で東京メトロ全179駅中81駅にホームドアが設置され、設置率は約45%となる。

有楽町線に設置しているホームドアは、扉部分の一部に透明な強化ガラスを採用し、閉扉状態でもホームと列車の隙間が確認できるのが特徴となる。曲線ホーム区間でホームと車両の隙間が大きい箇所がある駅には、スライドして隙間を埋める「可動ステップ」も取り付け、安全性の向上を図るという。