フォステクスは3月26日、スピーカーシステム「GX100 Limited」を発表した。発売は5月末。標準価格は105,000円(1本)。
オリジナルモデルのGX100は、2009年に2月に発売された、同社を代表する小型2Wayスピーカーだ。GX100が採用しているユニットは、φ20mmリッジドーム形状マグネシウム合金ツイーターとφ100mm HR形状アルミ合金振動板ウーファー。その後、2012年に発売された「GX100MA」では、φ20mmの純マグネシウムリッジドーム形状振動板ツイーターを搭載した。
今回発表されたGX100 Limitedでは、ツイーターにはGX100MAと同様にφ20mmの純マグネシウムリッジドーム形状振動板を採用。さらに、高剛性HR形状純マグネシウム振動板を使用したφ100mmウーファーを採用している。φ100mmウーファーでの、高剛性HR形状純マグネシウム振動板は世界初となる。
キャビネットの素材には、同社のフラッグシップモデル「G2000」にも採用されているCE合板を使用。CE合板はクスノキとユーカリという密度や硬さが異なる2種類の木材を交互に張り合わせることで、剛性と損失のバランスを取る音響専用の素材だ。
また、デスクトップなどで使用する際でもスピーカースタンドに設置した場合と同等の音場再現を行うための、専用ベースボードが付属する。
再生周波数帯域は55Hz~45kHz(-10dB)で、インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは82dB/W(1m)で、最大許容入力は100Wとなっている。本体サイズはW161×D225×H291mmで、重量は6.1kg(ベースボードおよびグリル含む)。