3月25日(米国時間)、Microsoftは自社のブログ「Windows Experience Blog」で、Windows 8に付属するWindowsストアアプリ「メール」「カレンダー」「People」のバージョンアップを発表した。
「メール」は以前から、Outlook.comやExchangeなど複数の電子メールアカウントを管理できるが、新たにすべての電子メールアカウントで受信した電子メールを並列に表示するモードを用意。また、未読メッセージのみを表示するフィルタを用意することで、全体的な可読性の向上を実現したという。
この他にも重要な電子メールに対してはフラグのオン/オフが可能になり、フィルタ機能を併用することで、特定の電子メールだけをピックアップ表示することも可能にした。これらの機能はアプリバーに並ぶアプリコマンドが実行可能だという。
また、電子メールの送信先に相手のアドレスを入力する際に、よく送信する相手を提案する「スマートコンタクトサジェッション」機能を追加。現在は連絡先として登録されたデータをインクリメント表示しているが、さらに使い勝手が向上するようだ。
「カレンダー」は視認性を高めるために、これまで予定を一色のブロック体として表示していたが、ブロック左側に一本のバーをで配色を行うにように変更。また、アプリバーには新たに「Work Week」ボタンを用意している。詳しい説明はないものの、月曜から金曜など限られた区間を週単位で表示する機能だろう。
また以前から、Microsoft Exchangeに対応していたが、新たにビジネスアカウントのスケジューリングアシスタントをサポートし、Outlookで会議をスケジュール登録すると、その状態を「カレンダー」で確認することが可能になった。
「People」は新たに上部のアプリバーをサポートし、「Home」「Me」「What's new」といったカテゴリを用意。自身のつぶやきや更新情報のみなど必要に応じた情報だけをピックアップすることが可能になった。また「What's new」は、購読中のソーシャルネットワークを切り替える機能を用意し、特定の情報を見つけ出しやすくなっている。
記事投稿者であるWindowsコミュニケーションマネージャーのBrandon LeBlanc(ブランドン・ルブラン)氏は、「各アプリケーションでパフォーマンスの改善と新機能の追加を行い、UX(User Experience:ユーザーエクスペリエンス)は大きく向上している」と述べ、各新機能を紹介。なお、太平洋標準時との時差があるため、これらの更新がWindowsストアから提供されるのは、日本時間の17時以降と思われる。