警察庁は25日、「2012年中における探偵業の概況」を発表した。それによると、2012年末における探偵業の現存届出件数は5,546件で、前年比で196件増加した。
個人は前年比176件増の4,090件(主たる営業所数は3,987件)、法人は同20件増の1,456件(同1,073件)。
新規届出数は前年比135件増の938件。このうち、個人は同115件増の742件(主たる営業所数715件)、法人は同20件増の196件(同157件)だった。廃止届出数は同118件増の737件、死亡による証明書の返納数は同1件減の5件。
探偵業の業務の適正化に関する法律違反等の検挙状況を見ると、検挙件数は前年比3件増の4件、検挙人員は2人増の3人。内容は、無届営業が3件(3人)、従業者名簿に係る不整備・虚偽記載等が1件となる。
探偵業務に関する他法令違反の検挙件数は前年比2件減の2件、検挙人員は同4人減の2人。内容は、住宅侵入等が1件(1人)、その他が1件(1人)。
探偵業者に対する行政処分については、営業廃止命令が前年比6件減の0件、営業停止命令が同7件増の12件、指示が同10件増の62件となった。