IDC Japanは25日、2012年の日本国内におけるレーザープリンタの市場動向を発表した。出荷台数は前年比3.5%減の861,000台。そのうちカラーレーザープリンタの出荷台数は前年比6.4%増の279,000台と伸びている。
レザープリンタの出荷台数は2010年から続いていた企業のリプレイス需要が落ち着き、その影響がモノクロ機において顕著に現れたと同社はみている。ただし、カラー機においては2011年の前年比1.4%減から一転して回復。レーザープリンタ全体におけるカラー機の比率も2011年の29.4%から3ポイント伸びて32.4%となった。
カラー機の対応サイズ別では、A3対応機が前年比3.9%増、A4対応機が同9.7%増。実勢価格で10,000円に近い安価なA4対応カラー機が市場全体に大きく寄与した模様。同社では、2013年のレーザープリンタ市場は、この低価格なA4対応カラー機の動向に左右されると分析している。