IDC Japanは25日、2012年の日本国内におけるインクジェットプリンタおよび複合機(MFP)の市場動向を発表した。総出荷台数は前年比3.6%増の621万台。そのうち複合機の占める割合は前年比2.5%増の87.7%となった。
インクジェット製品(複合機含む)の総出荷台数が増加したのは3年連続。低価格な複合機が増え、無線LANを使ったスマートフォンからのダイレクトプリント機能なども充実してきたが、国内市場が飽和に近づいていることに変わりはない、と同社は見解を示している。
また、複合機の比率は10年以上に渡って上昇を続けている。2012年のインクジェットプリンタ単機能製品の出荷台数は前年比13.9%減の765,000台。これに対し、複合機は前年比6.6%増の5,449,000台が出荷された。なお、本調査の対象は最大用紙サイズA4判以上のインクジェットプリンタおよび複合機。