「1199 パニガーレ R」日本仕様

ドゥカティ ジャパンはこのほど、同社の1199パニガーレに追加された「R」バージョンの日本仕様の写真を公開した。日本の騒音規制に適合させるためのマフラーが追加されていることが確認できる。

「1199 パニガーレ R」は、2013年スーパーバイク世界選手権参戦マシン規格に適合する、いわゆるホモロゲーションモデル。公道走行可能なレーシングモデルと言っても過言ではない。ベースモデルは「1199 パニガーレ S」で、一般的な基準でいえば十分すぎるほどレーシーでぜいたくなこのベースモデルをさらにチューン。エンジンはチタン製コンロッドにより、レブリミットを「1199 パニガーレ S」の1万1,500rpmから1万2,000rpmに引き上げている。

ボディはカーボンファイバー製コンポーネントをぜいたくに使用し、ベースモデルに対して1.5kgの軽量化を果たしている。乾燥重量はわずか169kgだ。サスペンションにはスイングアームピボット位置を調整できる機能が追加されており、サスペンション特性を変化させられる。

今回初めて発表された日本仕様の写真では、欧州仕様のマフラーの出口がふさがれ、別のマフラーが追加されていることが確認できる。世界で最も厳しい日本の騒音規制をクリアするためのこのマフラーはかなり巨大で、欧州仕様よりも車重が増加している。「1199 パニガーレ R」の日本仕様は4月20日に発売され、価格は309万円。