ソニックデザインはこのほど、純正カーオーディオシステムの高音質化を実現する「SonicPLUS」(ソニックプラス)シリーズの新製品として、メルセデス・ベンツVクラス / ビアノ向けモデル2機種を新発売した。
発売されたスピーカーパッケージは、フロント用の「SP-639M」と、リア用の「SP-639RM」の2機種。対応車種はメルセデス・ベンツVクラス(W639)の2006年以降モデルと、メルセデス・ベンツビアノ(W639)の2003~2006年モデルとなる。
両モデルは車両構造的にエンクロージュア一体型スピーカーモジュールの装着が困難なVクラス / ビアノの純正スピーカー位置に取り付けることができるスピーカーパッケージ。取付けは車両側の改造を必要とせず、接続もカプラーオンで行える。その設計は車内音響特性を独自に解析し、専用形状のアルミダイキャスト製バッフルにウーファーユニットをマウントしたバッフル一体型となっているのが大きな特徴だ。
このバッフルは「アコースティックデッキ」と名づけられており、ユニットの性能を最大限に引き出すとともに、純正スピーカー取付け部周囲の剛性を高めて不要共振を低減させる。そこに搭載されるウーファーは77mm径で、小口径ならではの音の切れと、小口径の限界を打ち破るワイドレンジ再生を両立するマイクロスピーカー・テクノロジーを採用。ツイーターはドームタイプで、独自のマイクロファイバー製振動板によってウーファーユニットと音色を統一している。
価格はフロント用の「SP-639M」、リア用の「SP-639RM」ともに9万8,000円。取付け工賃は別途必要となる。