映画『相棒シリーズ X DAY』の初日舞台あいさつが23日、東京・新宿のバルト9で行われ、W主演の川原和久と田中圭をはじめ水谷豊、及川光博、国仲涼子、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、神保悟志、橋本一監督が出席した。
テレビ朝日系で放送されている人気刑事ドラマ『相棒』の劇場版第4弾となる本作では、捜査一課刑事の伊丹憲一(川原和久)とサイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬(田中圭)という異色のコンビが誕生。2人を始め、おなじみの杉下右京(水谷豊)ら『相棒』のキャストたちも登場し、金融封鎖計画"X DAY"の謎に迫る。
公開初日を迎えたこの日は、W主演の川原和久と田中圭らにスペシャルゲストの水谷豊と及川光博も加わって舞台あいさつ。本作から同シリーズ初登場となった田中は「自分にとって色んな出会いをさせてくれた役でした。俳優としてはもちろん人間としても成長できた作品だと思います」と役者として自信を深めたようで、その田中とコンビを組んだ川原は、「残念なことに主役という意識が薄かったですね。でもキャンペーンをやらせてもらって、(水谷)豊さんはすごいと思いましたよ。しょっちゅうこういうことをされていたんでしょ? 主役は大変だと思いました」とこれまでの『相棒』シリーズで主演を務めた水谷の大変さを痛感した様子だった。
その2人に対して水谷は「『相棒』シリーズの次は伊丹の話だとは予想がついてました。その相棒は誰だろうと思ったとき、サイバー犯罪対策課のキャストは田中圭君に出演して欲しくてこの話を作ったのか、この話があって圭君が決まったのかと思うぐらいよかったです」と絶賛し、「『相棒』が映画になることもそうですし、そこからこのようなシリーズが今回出来るとは夢にも思いませんでした。本当に番組を長い間見て下さっている皆様のお陰だと思います」と観客に感謝しきりだった。
また、同シリーズ初登場の国仲涼子は、本作で演じた麻生美奈役について「難しい役でした。台本にも個人的な感情が描かれていなかったので、淡々とお芝居をしようと心掛け、感情もあまり出さないように演じました」と振り返っていた。