『ジ・アニメ』1981年2月号 (株近代映画社 表紙原画 (C)創通・サンライズ

メカニカルデザイナーの大河原邦男の秘密に迫る「超・大河原邦男展」が、本日3月23日より兵庫県立美術館にて開催されている。

大河原邦男は、TVアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』や『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』、さらには『機動戦士ガンダム』や『装甲騎兵ボトムズ』、『太陽の牙ダグラム』といったアニメーション作品に登場するロボットなどのデザインを手がけ、"メカニカルデザイン"という仕事を日本において確立したデザイナー。硬質でリアリティ溢れるものからユーモアに満ちたものまで、多様な魅力をたたえる大河原デザインは、多くの人々に親しまれ作品の人気を支えるとともに、20世紀の視覚文化における重要な影響力と役割を担っている。

展覧会では7つの章から構成され、大河原デザインの秘密に迫っていく。作品の中核をなす大河原直筆の設定資料はこれまで門外不出とされており、そのほとんどが本邦初公開になるという。総出品作品数は400点以上にのぼり、"超"の名に恥じない展覧会となる。なお会場では、倉田光吾郎氏による高さ約4mの実寸大モデルで再現した『装甲騎兵ボトムズ』のロボット「スコープドッグ」も展示されている。

「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」B全判ポスター原画 1981 (C)創通・サンライズ

「科学忍者隊ガッチャマン」基本設定(決定稿コピー):アルケオ 1973頃 (C)タツノコプロ

「ゴワッパー5ゴーダム」基本設定(決定稿コピー):ゴーダム 1975頃 (C)タツノコプロ

「無敵鋼人ダイターン3」基本設定(決定稿):ダイターン・ハンマー ダイターン・ファン 1977頃 (C)創通・サンライズ

「無敵ロボ トライダーG7」企画資料:トライダーG7 パワーアップ・メカ 1980頃 (C)創通・サンライズ

「超力ロボ ガラット」企画資料:シルバー 1984 (C)サンライズ

「魔道王グランゾート」企画資料:メガロックス 1988 (C)サンライズ

「タイムボカンシリーズ ヤットデタマン」 初期設定:タイムラクーダ 1980頃 (C)タツノコプロ

「未来警察ウラシマン」基本設定(決定稿):マグナビートル 1982頃 (C)タツノコプロ

「一発必中!!デバンダー」基本設定(決定稿):チビメカ-ヤカン・ドビン・茶ワン 2012 (C)タツノコプロ・デバンダー製作委員会 2012

「科学忍者隊ガッチャマン」基本設定(決定稿コピー):ミクロサターン 1973頃 (C)タツノコプロ

「機動戦士ガンダム」基本設定:ガンダム内部図解 1979頃 (C)創通・サンライズ

「機動戦士ガンダム」最初期設定:ザク 1978 (C)創通・サンライズ

「装甲騎兵ボトムズ」基本設定(決定稿):スコープドッグ ランドセル装備 1983 (C)サンライズ

「銀河漂流バイファム」初期設定:バイファム スリングパニアー 1983頃 (C)サンライズ

「蒼き流星SPTレイズナー」初期設定:レイズナー 1985 (C)サンライズ

「勇者エクスカイザー」基本設定(決定稿):エクスカイザー 1989頃 (C)サンライズ

「勇者特急マイトガイン」初期設定:マイトガイン 1992 (C)サンライズ

「勇者王ガオガイガー」基本設定(第3稿):ガオガイガー 1996頃 (C)サンライズ

「機動戦士ガンダムSEED」基本設定(決定稿):フリーダムガンダム 2003 (C)創通・サンライズ

「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」B2判(Bタイプ)ポスター原画 1982 (C)創通・サンライズ

「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」B2判(Bタイプ)ポスター原画 1981 (C)創通・サンライズ

「太陽の牙ダグラム」ポスター原画 1983頃 (C)サンライズ

「機動戦士ガンダム」基本設定(決定稿):ハロ 1979頃(部分) (C)創通・サンライズ

一発必中!!デバンダー」基本設定(決定稿):チビメカ-ヤカン・ドビン・茶ワン 2012 (C)タツノコプロ・デバンダー製作委員会 2012

『ジ・アニメ』1981年2月号 (株近代映画社 表紙原画 (C)創通・サンライズ