東京メトロは26日より、東西線浦安駅に太陽光発電システムを導入する。同社としては千代田線北綾瀬駅、東西線南行徳駅・妙典駅に続く4駅目の太陽光発電システム導入となる。
駅ホームの屋根上と駅建物の壁面に、最大発電能力98kWの太陽光発電パネルを設置するというもので、最大発電能力は98kW、発電開始後の年間発電電力量は約9万8,000kWh。CO2排出量換算で約45トンの削減につながるという。発電した電力は、駅のエスカレーターやエレベーター、照明、空調などの付帯用電力に使用される。発電量が多い場合は、隣接の駅に融通して利用することも可能。
東京メトロでは、2013年度中に東西線の地上駅5駅(西葛西駅・葛西駅・行徳駅・原木中山駅・西船橋駅)に太陽光発電システムを導入する計画だ。完成すると8駅で合算最大出力約1メガワット、年間発電電力量約100万kWhの「東西線ソーラー発電所」が誕生する。これらの駅で発電された電力は、浦安駅の場合と同様、駅の付帯用電力に使用され、隣接の駅への融通も可能に。なお、8駅での年間発電電力量約100万kWhは、一般家庭約300軒分の年間電気消費量に相当。東京メトロ東西線南砂町~西船橋間で消費される付帯用電力の11%に相当し、年間463トンのCO2排出が削減できるという。