LGエレクトロニクス・ジャパンは3月22日、シネマスコープサイズの29型液晶ディスプレイ「29EB93-P」を発表した。発売は4月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は61,800円前後となっている。
21:9のシネマスコープサイズ(シネスコ)での表示に対応する液晶ディスプレイ。液晶パネルはIPSが採用されており、上下左右178度と広い視野角を確保する。応答速度も5msと高速なので、動画やゲームを表示するのに最適。
シネスコサイズで収録されたブルーレイディスク(BD)タイトルが増えてきたことを受けて開発されたもの。16:9表示の液晶ディスプレイでシネスコサイズの映像を表示すると上下に余白を残した状態(黒帯が入る)になってしまい、映像が小さく表示されてしまう。その点、本製品ではシネスコサイズの映像でも画面いっぱいに表示することができる。
映像への没入感を高めるため、ベゼル幅も1.2mmと狭くなっている。また、1画面で大迫力映像を楽しめるほか、画面を分割表示できる「4-Screen Split」機能を搭載。画面を4つに分割して、画面ごとに異なる用途の表示をすることができる。
入力インタフェースはHDMI×2系統、DVI-D×1系統、DisplayPort×1系統を備えるほか、USB 3.0ハブ(アップ×1基、ダウン×3基)搭載。HDMIのうち1系統はMHL(Mobile High-Definition Link)に対応するので、スマートフォンと接続することも可能となっている。
主な仕様は、表示画素数が2,560×1,080ドット、輝度が300cd/m2、表示色が約1,670万色、コントラスト比が1,000:1(DFCオン時5,000,000:1)、応答速度が5ms(GTG)となっている。7W×2のステレオスピーカーを内蔵する。
サイズはW699.7×D225×H395.3mm、重量は6.8kg(いずれもスタンド使用時)。