俳優の大沢たかお、三池崇史監督が21日、東京・赤坂のビルボードライブ東京にて映画『藁の楯 わらのたて』(4月26日公開)のトークイベントを行った。
「三池崇史監督 presents 大人だけの空間」と題されたこのイベントは、飲食自由のトークショーの後に試写を鑑賞するというもの。三池監督作のプロモーションとしては恒例行事となっており、今回も三池監督が司会を務め、ゲストとして同作で主演を務めた大沢たかおが招かれた。
2日間の強行日程で行った全国プロモーションを振り返った三池監督は、「大沢さんはそんなにプロモーションをやるタイプじゃないですよね?」と鋭く切り込むと、大沢は「いやいやいや、ものすごく協力的ですよ」ときっぱり。「えっ! 本当ですか!」と驚く三池監督を前に、大沢は「自分が出演した作品で、ここまで息をのんでドキドキワクワクしながら観たのは初めて」と語り、「あっという間に時間が過ぎてビックリしました」と作品の魅力を伝えた。
所々に突飛な質問を投げかけ、大沢のプライベートな部分を探ろうとする三池監督。いきなり、「ところで、幸せですか」と問いかけられた大沢は、「何をして幸せかにもよりますけど」とかわすも、さらに三池監督から「周りの目も気になると思うんですけど、本当に解放された時は何をしているんですか」と聞かれ、「普通に遊ぶし、フラフラするし、自転車にも乗るし、あんまり気にすることはないですね」と言いながらも、「ただ…」と続ける。すると大沢は、仕事関係の女性と話をしているうちに恋愛相談になり、相手が泣いてしまったエピソードを披露。「泣かせた形に見えますよね(笑)。そういうのは気にします」と打ち明けていた。
映画の見どころにはじまり、大沢と共演した松嶋菜々子や藤原竜也の魅力について語り合った2人。三池監督は最後に、「この試写を大島優子に見せて『この映画だったら大丈夫! 大好きです!』って言わせたいなと思います」と語り、「傷ついた。あれ、マジだったんですよ。みんな仕込みとか言ってるけど、えらい騒ぎになっちゃって…」と、昨年11月に行われた『悪の教典』の特別上映会で、過激な描写に耐え切れずに大島優子が涙を流しながら退出した騒動を思い返していた。