IDC Japanは21日、国内携帯電話およびスマートフォン端末の2012年通年の出荷台数を発表した。携帯電話全体、およびスマートフォン出荷の両方でアップルが国内市場初となる年間1位を獲得した。
携帯電話とスマートフォンを合わせた2012年の携帯電話出荷台数は、前年比6.4%増の4,040万台となり、2008年以来4年ぶりに4,000万台を超えた。ベンダー別シェアでは、1年を通して「iPhone 4S」および「iPhone 5」で高い販売シェアを維持したアップルが23.3%となり、国内市場初となる年間第1位を獲得した。2011年のアップルは3位だった。2位は富士通(18%)、3位はシャープ(14%)となった。
2012年のスマートフォンの出荷台数は、前年比42.1%増の2,848万台となった。同年の国内携帯電話に対するスマートフォンの出荷比率は、前年の52.8%から70.5%へと上昇した。ベンダー別のシェアでは、アップルが33.1%となり、1位を獲得した。2位は富士通(16.5%)、3位はシャープ(12.2%)だった。
なお、2012年第4四半期の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比6.3%増の1133万台となり、2四半期連続で1000万台を超えた。「iPhone 5」に代表されるiOSスマートフォン出荷台数が順調に推移し、クリスマス商戦でヒット端末となった「SH-02E」があること、ソニーの 「Xperiaシリーズ」を含むAndroid端末も順調にプラス成長を記録したためと見られている。