キヤノンは3月21日、動画撮影時の静粛性やAF性能を大幅に向上させた標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」を発表した。4月下旬より発売し、希望小売価格は36,000円(税別)。

「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」

別売りのレンズフード

一眼レフカメラでの動画撮影ニーズの高まりを受け、動画撮影時のAF性能を向上させた標準ズームレンズ。従来モデル「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」の性能を継承しつつ、ステッピングモーター(STM)とリードスクリューを搭載した新設計のフォーカス機構を搭載。動画サーボAFを搭載する「EOS Kiss X7」「EOS Kiss X7i」と組み合わせることで、静かでスムーズなAFが可能。

非球面レンズを採用するほか、新タイプの6群ズームにより最大撮影倍率は0.36倍(55mm時)に向上。手ブレ補正機構「IS」を搭載することで手ブレ補正約4段分の効果を得られる。そのほかにも、インナーフォーカスやフルタイムマニュアルフォーカス、枠非回転式を採用するなど操作性も向上している。

主な仕様は、焦点距離が18~55mm(35mmフィルム換算29~88mm)、最小絞りはf/22~38、レンズ構成は11群13枚。絞り羽枚数は7枚。画角は水平64度3分~23度2分、垂直45度3分~15度40分、対角線が74度2分~27度5分。最短撮影距離は0.25mm、フィルター径が58mm。本体サイズは最大径が69mm、長さが75.2mm、重量は約205g。