米Appleが3月20日(現地時間)より提供を開始したiOSの最新ソフトウェア「iOS 6.1.3」にパスコードロック迂回を可能にするセキュリティホールが発見されたようだ。
同件を報告しているのは、Mac Rumorsなどで、いずれもVoice Control (音声コントロール)起動後、側面のSIMカードスロットにピンを挿し込み、SIMを非認識の状態にすることで、パスコードロックを迂回し、通話アプリへのアクセスを可能にするというもの。同様の方法で通話アプリにアクセスしている様子を撮影した複数の動画がYou Tube上にアップロードされている。
iOS 6.1.3は3月20に提供されたばかり |
パスコードロック迂回のセキュリティホールについては、従来バージョンのiOS 6.1でも発見されている。こちらは、パスコード入力画面から緊急通話モードに移動し、スリープ解除と緊急通話キャンセル繰り返すことでパスコードロックを回避するというもの。
You Tubeに公開された動画 |
iOS 6.1.3では、このパスコード迂回の不具合の改善が行われたが、今回新たな方法が発見されたかたちとなる。