アウディ ジャパンは19日、「The new Audi R8 Press Launch Event」を東京都現代美術館にて開催し、新型「Audi R8」が披露された。同車は4月10日より、全国の「Audi R8」取扱い正規ディーラーにて販売開始される。

東京都現代美術館にて披露された「Audi R8 Spyder」(写真左)と「Audi R8」(同右)

2シーターミッドシップスポーツカー、新型「Audi R8」は、ルマン24時間耐久レースをはじめとする世界各国のレースで数々の勝利をあげたアウディのレーシングカーの遺伝子を持つという。「Coupe」「Spyder」という2種類のボディスタイルを用意し、スポーツカーの優れた性能を維持しつつ、日常的な使い勝手を犠牲にしない機能性と、アウディならではの高い質感を備えた。

エクステリアに関しては、新デザインのシングルフレームグリルが目を引く。フロントバンパーのデザインも見直され、R8モデルの共通の特徴として、ラジエーターとブレーキに冷却気を導くエアインテークに3本のクロスバーを設置した。

ボディは軽量かつ剛性の高いASF(アウディ スペースフレーム)ボディで、V8エンジン搭載のマニュアル車の車両重量は1,640kgに。ミッドシップにはFSIガソリン直噴エンジンを搭載。従来のRトロニック シーケンシャルギヤボックスに代わり、新開発の7速Sトロニックトランスミッションを搭載したのも特徴で、0-100km/h加速タイムは先代Rトロニック比でマイナス0.3秒を記録している。

駐車場には計13台の「Audi R8」が

19日に開催されたイベントでは、「Audi R8 Coupe」「Audi R8 Spyder」のほか、カスタマーレーシング車両「Audi R8 LMS」も展示。今後のアウディのレース活動計画も発表された。会場となった東京都現代美術館の駐車場に、計13台の「Audi R8」も集結した。

新型「Audi R8」のラインナップと価格は次の通り。V型8気筒4.2リッターDOHC「Coupe 4.2 FSI quattro」の6速マニュアルが1,729万円、7速Sトロニックが1,799万円。V型10気筒5.2リッターDOHC「Coupe 5.2 FSI quattro」の6速マニュアルが2,049万円、7速Sトロニックが2,119万円。V型10気筒5.2リッターDOHC、7速Sトロニックの「Spyder 5.2 FSI quattro」が2,339万円。