3月14日(現地時間)に米ニューヨークで発表されたSamsung Electronicsの「GALAXY S 4」だが、ハンズオンで実施されたGeekbench 2のスコアを基に、ライバル機種とのパフォーマンス比較が行われている。それによれば、現行モデルのGALAXY S IIIやiPhone 5と比較してスコアは約2倍の3163と、Snapdragon 600 (1.9GHz/クァッドコア)のモデルで他を大きくリードする状態だという。

GALAXY S 4

Snapdragon 600を搭載したGALAXY S 4のGeekbench 2スコアはAndroid Authorityが計測したもので、BlackBerry Z10と比較した動画がYouTube上にアップロードされている。このデータを基にライバル製品との比較テーブルを掲載したのがPrimatelabsで、それによればExynos 4412 (1.4GHz/クァッドコア)を搭載したGalaxy S IIIの1717、A6 (1.3GHz/デュアルコア)を搭載したiPhone 5の1596と比較して、およそ2倍のスコアを出しているというのが同誌の分析だ。なお、iPhone 5やGalaxy S IIIについては半年~1年前の製品となるため、特にiPhone 5については次期モデルにおいてS 4に近いスコアを出してくるとみられる。

またGALAXY Sシリーズは提供国に応じて細かくコンフィグレーションが変更されていることが知られており、GALAXY S 4については今回のベンチで登場したSnapdragon 600のほか、Exynos 5 (1.6GHz/オクタコア)のバージョンが用意されている。GALAXY S IIIについてもデュアルコアSnapdragonを搭載した製品のほか、クァッドコアのExynos 4を搭載したバージョンの投入が予告されていた。日本では当初NTTドコモ向けに提供されたのは1.5GHz駆動のデュアルコアSnapdragon搭載モデル(SC-06D)だったが、後に「GALAXY S III α」としてExynos 4412を搭載してLTE機能を強化した新モデル(SC-03E)が市場投入されている。