今回の偽証罪だけでなく、これまでにも暴行にひき逃げと奇行が目立っていたリンジー・ローハン (C)BANG Media International

女優から歌手とさまざまなアーティスト活動を続けているアメリカのリンジー・ローハンだが、昨年6月にカリフォルニアのパシフィック・コースト・ハイウェイで愛車のポルシェをダンプカーに衝突させた際の危険運転と警察官に対する偽証罪の罪に問われており、検察側との土壇場の交渉によって最終的に罪を認めることになった。

これまでかたくなに司法取引を拒み、自身の無実を主張し続けてきたリンジーだが、いよいよ禁固刑の可能性がでてくると途端に証言が一変し、ついには罪を認めている。この結果、リンジーは薬物依存症治療施設への90日間の入所だけでなく、30日間の社会奉仕活動とすでに2カ月間にわたって行っている心理療法を1年半継続するすることを命じられている。リンジーは今後リハビリ終了後にニューヨークで社会奉仕活動に従事することになり、リンジーを担当するマーク・ヘラー弁護士が、5月2日にその進捗状況を法廷で説明することになる。

今回の判決に当たって判事は、リンジーに今後"運転しない"ことを勧めていて、今回が刑務所入りを免れる最後のチャンスだと警告している。絶縁中の父親ミシェルさんも出廷し娘を弁護したが、リンジーは治療中はどんな段階にあっても絶対に特定のリハビリ施設から出ることは許されなくなるようで、ドラッグの使用はもちろんのこと、ドラッグ使用者との接触が禁じられているほか、定期的にドラッグ検査を受けることになる。

また、ヘラー弁護士は"成功と言える結論"に至ったことで安堵しているようで、リンジーが将来的に「尊厳と自信、そして他者への配慮」を持って前向きに人生を立て直すことができると強く信じていると語っている。「本件の結論に至って、リンジーは今後完全に過去をクリーンにすることができると思います。本件に際してはそれが最も重要な要素だと考えます」

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