韓国Samsung Electronicsは腕時計型のウェアラブル・デバイスの開発を進めているという噂がある。同種のデバイスはAppleも開発を進めているとの話があり、ウェアラブル・デバイスがモバイル市場の新たなカテゴリとして盛り上がるきっかけとなるかもしれない。
同件を関係者の話として報じているのは英Reutersだ。具体的な内容については伏せられているものの、スマートフォン多くの機能をこなす能力がある腕時計型のデバイスになるという。Appleが現在開発中と噂される腕時計型デバイスでは、iPhone等のスマートフォン機器と連携することがある程度前提となっており、メールやSNSアップデートの確認、地図画面の参照や機能のコントロールなど、セカンドディスプレイ的な性格が強いといわれている。Samsungが開発中のウェアラブル・デバイスがAppleと同じ方向性なのか、あるいは時計単体で動作するものなのかは不明だが、できることの多くは共通したものとなるだろう。
一方のメガネ型のウェアラブル・デバイス「Google Glass」を開発するGoogleでは、すでに多くの情報を公開しつつあり、その具体的な姿が明らかになりつつある。今年秋頃には正式に販売が開始されるとみられるが、これを皮切りに来年はウェアラブル・デバイスが1つのカテゴリとして認知される年となるかもしれない。