広い国土を有する国では、遠距離恋愛も大変そうだ

国土が狭い日本と比較すると、相当スケールが大きそうな外国の方々の遠距離恋愛。それぞれの国の遠距離カップルはどんなふうにがんばっているのか、長続きのコツはあるのか、外国人20人に聞いてみました。

・日本と同じで、遠距離恋愛は続くケースとそうでない場合と本当に人によります。コツはなるべくお互いに会いに行くようにすること。また、頻繁に電話やメール等をし、しつこくなりすぎない程度に連絡を取ることです(フランス/女性/20代後半)

・日本と同じ感じで、電話をやりとりしたり、時々会ったりします。たくさん電話して話すのが大事です(エジプト/男性/40代後半)

・遠距離恋愛は最近、スウェーデンでもよくある一般的なことになりました。毎日メールや電話(スカイプ)をします。2人で同じことをして、例えば同じ映画を見て話したり、お互いに1日したことを教え合ったりしています(スウェーデン/男性/30代後半)

・実際に遠距離恋愛している人が多いので、悪い印象はありません。電話やネットでのコミュニケーションの頻度が高いですね(ネパール/男性/40代前半)

グローバルな時代、遠距離恋愛は日本と同様に、割と一般的な国も多いようです。長続きのコツは、やはりお互い連絡を頻繁に取ることで、最近は、スカイプなどのサービスを利用して、毎日欠かさずコミュニケーションをとるのも難しくなくなってきました。

遠距離恋愛は成就しない!?

・日本のように長期間にわたって遠距離恋愛を続けることはないと思います。ドイツではカップルが一緒に時を過ごすことを重視する傾向が強いため、遠距離恋愛で長続きすることはないでしょう(ドイツ/男性/30代後半)

・遠距離恋愛は難しく、どちらかが心変わりします。今まで見た中では、よりを戻す人はいなかったです(タイ/女性/30代後半)

・遠距離恋愛をする人は少ないです。忙しくても、たくさんコミュニケーションをする。とにかくたくさん話すことがコツ(マリ/男性/30代前半)

遠距離恋愛が敬遠されがちな国もあるよう。遠く離れているカップルが長続きするのは難しく、お互い相当な努力が必要なのは、万国共通の悩みでしょうね。

・母国ではよくあることです。長続きのコツは、毎日必ず連絡する、愛してるをたくさん言うこと(ラオス/女性/20代前半)

「愛している」は、身体は離れていても2人の心を近づけてくれる魔法のような言葉! 遠距離だからこそ、思ったことをどんどん言葉に出すことが必要になりそうです。

・遠距離恋愛はあまり聞かないです。最初はいい感じですが、数カ月で崩れていくことが多いです。昔、地方の大学へ行ってしまって遠距離恋愛になり、その後ゴールした2組の友達がいます。あの頃は携帯はなく、電話も料金が高くて頻繁にかけることはとても難しい時代でした。この2組は本当にこまめに手紙のやり取りをし、自分たちの気持ちを常に確かめているようでしたね(ブラジル/女性/50代前半)

携帯もメールもなかった時代、手紙でやり取りしてゴールインしたカップルもいたようです。日本でも文通したり、少し前では、新幹線で週末だけ会いにいってカップルで過ごす「シンデレラ・エクスプレス」なんて言葉が流行した時代もありました。

・ロシア語では遠距離恋愛についていわれがあります。「お互い本当に心から愛していれば、いくら時間が経っても、いくら離れていてもお互いに対する愛は強くなっていく。心から愛している2人なら、距離は関係ない」。私の場合、7年間遠距離恋愛をしていますが、恋人はヨーロッパに住んでおり、私はずっと日本にいます。たまに実際に会って、それ以外の時は電話とスカイプで連絡を取り合っています。長続きのコツはお互いを本当に愛することだと思う(ウズベキスタン/女性/20代後半)

結局のところ、互いに信頼し合い、愛し合う、というのが一番の遠距離恋愛成功への近道なのかもしれません。時間や距離が離れていても、愛は深まっていく……というロシアの格言、しっかり胸に刻んでおきましょう。

(文・アリウープ 中嶋絵里)