ゆりかもめはこのほど、新型車両7300系の導入を発表した。2014年初頭に最初の1編成を導入、2016年度までに18編成(108両)を導入し、現行の7000系との入替えを完了する計画だ。営業運転に先立ち、今月末には1編成での夜間試運転を開始、2013年夏には営業時間帯での試運転も始まる予定。

ゆりかもめ新型車両7300系イメージ

車内デザインイメージ

7300系は全座席ロングシートに。車内スペースが広がるため、最大乗車人員が従来より1割程度増加し、混雑緩和につながるという。座席の背もたれは肩の高さとするとともに、空調性能の向上や荷棚の設置により、乗り心地や快適性も向上。優先席は全車両に設け、車いすスペースも従来の1編成2カ所から1編成4カ所に増やす。

環境に配慮して車内照明をLEDとするほか、車内液晶ディスプレイによる4カ国語(日英中韓)での案内を実施。前面ガラスの大型化により、車内からの前方眺望も向上。両開きドアの採用により、乗り降りもスムーズに。同社では営業運転開始前に試乗会などを含む各種イベントを実施する考えで、決まり次第順次発表するとしている。