カナダ出身でモデルや女優として活躍するパメラ・アンダーソンが、英老舗百貨店の「フォートナム&メイソン」にフォアグラの販売禁止を呼びかけている。
現在イギリスで放送されている有名人のフィギュアスケートコンテストの番組『ダンシング・オン・アイス』に出場し、惜しくも初回で落選したパメラだが、特別に太らせたアヒルやガチョウのレバーから作られるフォアグラを同百貨店が販売していることに「ショックを受けた」とし、動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)と組んで、同商品の販売を中止することを求めているという。
同百貨店のイワン・ヴェンタースCEOに対して、パメラは「私はとてもタフな人間ですが、(映像で)この残酷な製作工程を見たことで涙がでました。私のフィギュアスケートでは、イギリスの人気コンテストでは勝てなかったかもしれませんが、私はイギリスを愛していて、この国の動物に対する残酷さに反対する国風の評判にも愛を注いでいます。だからこそフォートナム&メイソンが、世界で最も残酷な過程を経ている商品を販売していることにショックを受けたのです」と訴えている。
イギリスでは製造することが違法とされている同商品の販売中止を求めているのはパメラだけではなく、ほかにもツイッギーやリッキー・ジャーヴェイス、ケイト・ウィンスレット、タマラ・エクレストンなども同じ主張をしている。また、以前アリシア・シルヴァーストーンもPETAのキャンペーンをサポートするために、装飾品やフォアグラを製造するために製造者がアヒルやガチョウの羽をむしり、強制的に餌を食べさせる過程を説明したビデオに出演して、反対の意を表していた。
ベジタリアンのビーガンで、セクシエスト・フィーメール・ベジタリアン賞を受賞したこともあるアリシアは「みんなもただ羽毛を使わない製品を購入するだけでこの問題を止める手助けができるのよ。そしてみんなの友達全員や家族の皆さんにも同じことをするように呼びかけて欲しいの。これが動物たちにとっての大きな違いを生み出すことができるシンプルな方法なのよ。衣装を着る時でさえ、どうか羽毛の製品を使ったものにしないでって言ってきたわ。私はダウンや羽毛製品を使わないことですごい気分がいいの。全く必要ないものだから」とコメントを残している。
(C)BANG Media International