災害時に自身の居場所を家族や友人など大切な人に教えたい―― ということがあると思う。そんな時は、Googleマップの現在地情報をメールで送ってはいかがだろうか? GPS機能を搭載したスマートフォンを使って、簡単に自身の正確な居場所を教えることができる。
Androidスマートフォンで、Googleマップの現在地情報をメールに添付する方法は意外に簡単だ。まず忘れてはならないのがGPSを必ずオンにしておくこと。GPSがオフでは正確な場所を端末が特定しにくいからだ。次にGoogleマップのアプリを起動し、現在地のアイコンをタップしよう。画面が切り替わり「現在地を他のユーザーに送信する」という項目が現れるはずだ。
続いて、共有の項目でGmailやEmailなどを選べばGoogleマップの現在地情報をURLとして添付できる。このメールを受け取った相手がメールに記載されたURLを開けば、Googleマップアプリやブラウザーで現在地を確認することができる。Googleマップが開けるスマートフォンであれば、AndroidでもiPhoneでも位置情報を確認可能だ。
災害時には、自身の利用している通信事業者の回線が込み合いキャリアメールが遅延する可能性がある。GmailやEmailなどを相手が受信できるのなら、そちらを選択する方が賢明だろう。また、Twitterやfacebook、LINEやSkypeといったサービスのメッセンジャー機能も場合によっては有効かもしれない。
災害はいつ何処で起こるかわからない。地震大国の日本というこの国ではなおさらだ。緊急地震速報や災害伝言板とあわせて、今回紹介した方法が「もしも」の時に役立てれば幸いである。