サムスンは14日(現地時間)、同社スマートフォンのフラグシップモデルとなる「Galaxy S4」を発表した。4月末から世界155カ国で販売される。現行モデルである「Galaxy S III α」とくらべて何が変わったのか、進化したポイントを比較しながら紹介しよう。
それぞれのスペックは下記の通りだ。
GALAXY S 4 | Galaxy S III α | |
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OS | Android 4.2.2 | Android 4.1.1 |
サイズ | 136.6×69.8×7.9(㎜) | 137×71×9.4(㎜) |
重さ | 130g | 139g |
バッテリー | 2600mAh | 2100mAh |
ディスプレイ | 4.99インチ Super AMOLED | 4.8インチ Super AMOLED |
解像度 | 1920×1080 441ppi | 1280×720 306ppi |
プロセッサ | 販売地域やキャリアによって異なる | Exynos4412 1.6GHz(Quad Core) |
RAM | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB/32GB/64GB | 32GB |
ネットワーク | GSM/EDGE/UMTS/DC-HSPA+/LTE Cat 3 | GSM/EDGE/UMTS/HSPA+/LTE |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/(HT80) | 802.11 a/b/g/n(HT40) |
メインカメラ | 1300万画素 | 810万画素 |
サブカメラ | 200万画素 | 190万画素 |
デザインこそ前モデルを踏襲しているものの、全体的なスペックはかなり向上しており、ディスプレイもわずかながら大きくなった。それでいてボディ自体はサイズダウンが図られている。
特に2600mAhのバッテリーを積みながら約130gという軽量なボディを実現したのは驚きだ。たとえば他社モデルだとXperia Zは2330mAhで146g、ARROWS Xは2420mAhで157gである。比較するとGALAXY S 4がいかに軽いかがわかる。また、縦横厚さについてもすべて小さくなっており、厚みが8mmを切ったことで持ちやすくなったのは高く評価したい。
もっとも、GALAXY S 4のスペックはかなり向上させてきたものの、全体としてみればそれほど驚くほどの数値ではない。カメラの画素数やRAM、ストレージ、ディスプレイの解像度などは他社から発表されている最新ハイエンドモデルとほぼ同等といったところであり、GALAXY Sシリーズとしてもまず順当な進化だろう。