韓国Samsung ElectronicsがAndroid搭載スマートフォンの主力機「GALAXY S」シリーズの最新モデル「GALAXY S 4」を発表。米国・ニューヨークで開催された同端末の発表イベント「Samsung Unpacked 2013」で端末のコンセプトや機能について説明があった。現地の様子を取材してきたので紹介しよう。
Unpackedの会場は、ニューヨーク・タイムズスクエアのロックフェラーセンタービルにあるシアターホール「RADIO CITY MUSIC HALL」。会場1時間前から、世界各国の報道陣が長蛇の列を作っていた。タイムズスクエアでSamsungのすぐそばに看板を設置して対抗したLGに引き続き、台湾HTCが列を作る報道陣に対してポテトチップスを支給し、同社のスマートフォン「HTC One」をアピールしていた。
GALAXY S 4は、世界で累計1億台以上を販売した「GALAXY Sシリーズ」の最新モデル。「Life companion (生活のお供)」をキーワードに、さまざまな新機能が追加されている。IT and Mobile Communications部門社長であるJK Shin氏は同イベントで、「我々はイノベーションにコミットしている。世界中の人々が本当に望んでいる進化とは何か、常に耳を傾けている」と話し、そうして生まれたのがGALAXY S4だとアピールする。
「可能性を追求した」(Shin氏)というもののひとつが、アウトカメラとインカメラの2つのカメラで同時に撮影をする「Dual Camera」や、撮影と同時に音声録音をする「Sound & Shot」といったカメラ機能の強化だ。Shin氏は、「赤ん坊の笑顔と同時に最初に発した言葉も記録できる」と紹介した。
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