韓国Samsung Electronicsが3月14日(現地時間)に「GALAXY S」シリーズの最新モデル「GALAXY S 4」を発表した。GAXALY Sシリーズといえば、ことし1月にシリーズ総販売台数が1億台を突破した人気のスマートフォン。とはいえ、iPhoneがすでに3億台販売していることを考えるといまいち凄さが伝わらないかもしれないが、忘れてはいけないのは初代GALAXY Sが発売されたのが2010年6月ということである(初代iPhoneは2007年)。そう考えるとGALAXY Sシリーズが凄まじい勢いで追い上げてきていることがよくわかる。

しかし、1億台と言われてもどうもピンとこない。そこで、1億台という数字がどれくらいのものなのか、別のものに置き換えて考えてみることにしよう。しばし戯れにお付き合いいただきたい。

2013年1月14日に1億台突破と発表

GALAXY Sシリーズを並べたときの距離は?

まずは、今までに売れたGALAXY Sシリーズを並べるとどれくらいの距離になるのかを考えてみたい。といってもGALAXY Sシリーズはこれまでに大きく分けて3機種発売されており、それぞれサイズが違う。各機種の寸法と「1億台突破」のニュース時点での販売台数は次の通りだ。

機種名 サイズ 販売台数
GALAXY S 122×64×9.9(mm) 約2,400万台
GALAXY S II 126×66×8.9(mm) 約4,000万台
GALAXY S III 137×71×9.4(mm) 約4,000万台

こうしてみるとだんだん大きくなっていることがわかる。特にGALAXY SIIからSIIIにかけてのサイズアップが著しい。

ってことでさっそく各機種の総販売台数を縦に並べた長さを計算すると……

機種名 直線に並べたときの距離 参考:東海道新幹線東京駅からの営業キロ
GALAXY S 約293km 東京駅~豊橋駅(293.6km)
GALAXY S II 約504km 東京駅~京都駅(513.6km)
GALAXY S III 約548km 東京駅~新大阪駅(552.6km)

合計1,345kmとなった! 飛行機でないと移動したくない距離だ。仮に世界中のGALAXY Sシリーズを過去から現在にわたってかき集め、直線につなげて「GALAXYロード」を造ると、東京から北海道の最北端までを余裕でカバーすることになる。……だからどうしたと言われると困るが、1億台のインパクトが少しは伝わっただろうか。

GALAXY Sシリーズの重さは何トンになるのか?

「GALAXY S III」は1台139g

オマケとして重さについても考えてみよう。

機種名 重さ×販売台数 重量
GALAXY S 118g×約2,400万台 2,832,000kg
GALAXY S II 120g×約4,000万台 4,800,000kg
GALAXY S III 139g×約4,000万台 5,560,000kg

こちらの合計は13,192,000kg、つまり13,192トンだ。家庭用のバスタブを満タンにしたときの水の重さが約0.4トンなので、今までに売れたGALAXY Sシリーズの重量はバスタブ約32,980個分となる。……だんだんすごいのかすごくないのかよくわからなくなってきた。

ともあれGALAXY Sシリーズの販売台数が驚異的なものであることは間違いない。さらに真価を遂げたGALAXY S 4をもってして、今後シリーズとしてどこまで台数が伸びるのかにも注目である。