「映画化は実現しそうもないよ」と肩を落としているアントワン・フークア監督 (C)BANG Media International

2010年にFoxでドラマシリーズが終了して以来、何度か映画化の噂があった『24』だが、アントワン・フークア監督が映画版『24』が制作されない見通しであることを明らかにしている。

長らくキーファー・サザーランドが映画版でもジャック・バウアーを演じると期待され続けてきた『24』だが、昨年には『トレーニング・デイ』でおなじみのアントワンが監督として起用されることが発表されて契約を結んでいたものの、すでに3年以上プロダクションに入らない段階が続いている。

今回アントワンは、映画化の進捗状況について「ああ、映画化は実現しそうもないよ。絶対ありそうにない。絶対僕が関わることはないだろう。Foxはどうしても映画化したいようだったからキーファーと会ったんだけど、問題は彼が『TOUCH/タッチ』の方に移ってしまう前のスケジュールだったんだよ。だからキーファーがFoxとちゃんとした契約を結べるとは思えない。時間だけが過ぎてしまったし、僕自身、本来僕が進めてきた自分のプロジェクトに戻っちゃったしね」と否定的な見解を述べている。

昨年には『24』シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーを務めてきたハワード・ゴードンが、映画化の遅れの最大の原因は同じくFoxで放映されているテレビドラマ『TOUCH/タッチ』に関与していることだと明言しており、『TOUCH/タッチ』は先月からシーズン2が開始されている。ただ同新シリーズは心機一転したシーズン2になってからも視聴率が低迷している。

ただキーファー自身は、昨年4月の段階でその時点から8カ月後には映画化のプロダクションが開始されると明かしていた。

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