SEO、PPC(リスティング広告)、ソーシャルメディア、リサーチ、翻訳などのグローバルマーケティングを展開するアウンコンサルティングの韓国現地法人・アウンコリアマーケティングはこのほど、「韓国における日本の都道府県名検索ランキング」に関するデータを公開した。
同調査は、検索シェア韓国No.1のメディア「NAVER」が提供するキーワード検索数調査ツールを用いて実施。日本の47都道府県名を韓国語表記とした場合のキーワードで、PC・モバイル(デバイス)別に、2013年2月における月間検索回数を調査したもの。
「沖縄」「大阪」「京都」「東京」「北海道」がランクイン
結果としては、1位「沖縄」、3位「大阪」、5位「東京」、6位「京都」、9位「北海道」といった日本でも旅行先として定番地域となる都道府県名が上位にランクインした。2位「福岡」は韓国から距離的にも近いということで、韓国人観光客にとって手軽さと親近感が感じられる地域となっている。
地方都市では、4位の「富山」が注目されている。最近韓国のテレビ番組『五感満足!世の中は美味しい』など韓国メディアで取り上げられて紹介されていることから、富山の海産物や土地柄に興味・関心が高まり検索が増えているという。
「東京」よりも「渋谷」、「愛知」よりも「名古屋」の検索回数が多い
また、同様の調査方法を用いて県名の他に地域名や都市名も幾つか参考値として調査した結果、都道府県よりも都市・地域名の検索回数が多い場所があることがわかった。
例えば、「東京」(26,922回)よりも「渋谷」(100,021回)、「愛知」(861回)よりも「名古屋」(327,205回)、「大分」(1,737回)よりも「由布院」(18,234回)や「別府」(4,782回)、「熊本」(1,384回)よりも「阿蘇」(1,730回)など、都道府県名より都市・地域名の検索回数が多いという結果となった。
温泉地で有名な地域や、ファッション・トレンドなど情報の発信地に加え、LCC(格安航空会社)各社において積極的かつ集中的にキャンペーンを実施している地域は、瞬間的に注目と関心が集まるといった傾向がみられた。その他、調査の詳細は同社ニュースリリースで確認できる。