「THE END」制作実行委員会は、初音ミクによるオペラ公演「VOCALOID OPERA「THE END」」を開催する。公演日時は5月23日(19:00開演)、5月24日(15:00開演/19:00開演)。会場は東京都・渋谷のBunkamuraオーチャードホール。チケット価格はプラチナ席(プログラム付)1万円、S席7,500円、A席5,000円。
このオペラ公演は、2012年12月に山口情報芸術センター[YCAM]で公演されたもの。音楽家/アーティストの渋谷慶一郎と演出家の岡田利規、映像作家のYKBXらのコラボレーションによって制作された演目で、歌手やオーケストラなどは登場せず、初音ミクによるアリアやレチタティーボ、コンピューターによる音響、映像によって物語が展開していく。
今回の東京公演では、クラシックやオペラ公演で知られるオーチャードホールに10.2チャンネルのサラウンド音響と、1万ルーメンを超える高解像度プロジェクター7台を設置。伝統的なオペラでみられる「死とは何か?」、「終わりとは何か?」といった悲劇の構造を、初音ミクを媒介にして現代に置き換えるという試みがなされている。
また、本作では初音ミクのためにルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターのマーク・ジェイコブスと同氏のスタジオチームが衣装を提供。2013年春夏コレクションをもとに、初音ミクの体形や雰囲気にあわせデザインしたオリジナル作品で、この衣装を身につけた初音ミクのデジタル映像が上映される。
なお、現在ファミリーマートのチケット先行発売が行われている。抽選受付の締め切りは3月20日23:59まで。この先行で購入可能となるのは、同公演オリジナルの初音ミクのビジュアルが印刷されている「オリジナルピクチャーチケット」。申し込みはWebサイト経由で行うこととなっている。