1965年にイギリスで放映された人形劇による特撮テレビ番組『サンダーバード』が、日本の防衛省とまさかのコラボレーションを果たし、「国際平和協力活動」をはじめとした啓発ポスターを制作したことが明らかになった。
今回のコラボは防衛省として初の試みであり、しかも『サンダーバード』のキャラクターである国際救助隊・トレイシー家の兄弟と、防衛省のマスコットキャラクター・ピクルス王子が夢の共演を果たしている。ポスターは5種類制作され、それぞれに「Thunderbirds & 自衛隊」のロゴを記載、「世界が自衛隊を求めている。」「市民を守る最後の砦」「時代はあなたの活躍を求めている!」といったコピーとともに、「国際平和協力活動」「災害救助活動」「自衛官募集・援護」をそれぞれに啓発。互いに世界中の被災地に出動し、勇敢に救助を行って人々を守るという共通した活動が、今回の次元を超えたコラボレーションへとつながった。
なお、2月27日には『サンダーバード』の9枚組ブルーレイBOXが発売。64ページにわたる豪華解説書に、映像特典としてイギリス放映版タイアップCM集やサンダーバードの全て~ALL ABOUT THUNDERBIRDS~、ジェリー・アンダーソン氏インタビュー、イギリス版放映予告、秘密基地のすべて、21世紀ファイル、サンダーバード・ドキュメンタリー「THUNDERBIRDS COMPANION」などを収録した豪華BOXとなっている。
日本でも1965年にNHKで初放送された『サンダーバード』は、西暦2065年を舞台に、世界各地で発生した事故、災害によって危機に瀕した人々を、国際救助隊「IR」という名の秘密組織が「サンダーバード機」を駆使して救助、活躍する姿を描いている。テレビ版の人気を受けて後に劇場版も公開され、「人形劇」というジャンルでありながらも、リアルな模型、後の作品に多くの影響を与えた特撮技術、どの世代でもわかりやすいストーリー、洗練されたメカデザインなどさまざまな要因から、当時世界中で社会現象となるほどの大ヒット作となった。
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