熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

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●「樹木希林、全身がんの症状を独占告白」【バード】

先週末の『日本アカデミー賞』で最優秀賞に輝き、「全身がんで来年の仕事は約束できない」という発言が波紋を呼んだ樹木。「ブラックジョークではないか!?」と言われていることについて、「私がウソついてると思ってるの?」と一蹴し、「ずっとがんだからね。がんってのは治らないもの」「全身がんと言われたのは3年前くらいかな」「検査には行かない。行けば(がんが)見つかるから」「来年は生きているか、死んでいるかわからない」とぶっちゃけまくる。最近はつき合いの長い仕事しかしていないそうだが、「あの場で言わなきゃ、沢尻エリカ様に話題独占されちゃう」と笑わせるコメント力は健在。どうか長生きを。

●「密着5カ月、桑田佳祐ツアーの舞台裏」【スッキリ】

ソロ活動25周年の桑田。全国ツアーは実に5年ぶりという。ナレーションは妻の原由子だ。中村勘三郎さんからもらった浴衣姿でリハーサルに臨み、「テーマは“和”。歌舞伎の口上なんかいいんじゃないの?」と構想を話す。続いて控室で「ウェ~エ~エ~オオオゥ」と発声練習。冷静な表情の中にも気迫が感じられる。

「限りなく人生長いと思っていたけど、(がんを患ったことで)もしそうじゃないとしたら『今やりたいと思ったことはなるべく実践しよう』とか、『小さな夢に近づこう』という努力をするようになった」「和風テイストというところからはじまったけど、だんだん“和む”とか、“人と人の和”とか“絆”という意味に変化していった」「後ろにメンバーがいて、横にスタッフがいて、目の前にお客さんがいる。すごく大きな輪なんだと感じた」発する言葉が神々しいような……かつてのおふざけやエロはなく、確実にキャラが変わっている。

●「レディー・ガガ、570万円の錦鯉を購入! 幽霊駆除機も」【ノンストップ】

骨盤の関節を痛めてツアーを中止し、手術を受けたガガ。話題は、病室に巨大水槽を持ち込み、日本の錦鯉27尾を鑑賞していることに。その理由は「夢で錦鯉が出てきたから」というが、錦鯉の価格は570万円というからスゴイ。

番組は、ガガが過去に「舞台裏で悪い気を感じた」と43万円の幽霊駆除機を買ったことも紹介。ガガは幽霊が大嫌いで、「行く場所には必ずゴーストバスターを呼ぶ」らしい。

山崎夕貴アナは、「(幽霊やゴーストバスターって)存在しているんですか!?」とビックリ。テイラー・キニーとの結婚報道より、こっちの方がおもしろい。

●「”銭形のとっつぁん” 納谷悟朗さんが死去」【ミヤネ】

慢性呼吸不全により、83歳で亡くなった納谷さん。『ルパン三世』の銭形警部や、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長など、独特のダミ声が愛されていた。

『ルパン三世』共演した栗田貫一は、「(山田康雄さんからルパン役を引き継ぐとき)声優の経験がない自分を『お前でいいんだ』と温かく包み込み、さまざまな雑音から守ってくれました」としんみり。一方、スタジオでは松尾貴史が「僕のコントCDに出てくださいました」とエピソードを披露。宮根も「子どものころから『おい、ルパーン』って声をずっと聞いてたから……」と故人を偲んでいた。

●「米倉涼子の女子高生姿に早くも話題沸騰。テリー絶賛!」【スッキリ】

4月スタートの主演ドラマ『35歳の高校生』で演じる女子高生姿を披露した米倉。「初の高校生役」という米倉の制服は、ブレザー&ミニスカでなかなか似合っている。本人は「本物の高校生役のみんなと並びたくない。『引く』とか言われたら嫌」と話したが、テリー伊藤は「いいじゃん! いるよね、こういう子」と絶賛。スタジオゲストの谷原章介も、「道端で絡まれたい」と満面の笑み。でも、ヤンキーに見えるってことか!? 高視聴率の予感大。

●「志村けんの体調不良と、辛坊治郎のがん告白」【ミヤネ】

ブログで病院の検査を受けたことや、「最近、体調が悪い。いつもと違う」「肝臓値が悪くて休肝日が必要」「打ち合わせばかりで頭疲れてストレス」と書きつづった志村。2月10日には歩くこともままならないほどの激しいめまいに襲われていただけに心配だ。仕事を休む予定はないというが、「だいじょうぶだぁー」の声は聞こえてこない。

一方、辛坊治郎はヨット太平洋横断の会見で、年末に人間ドッグで十二指腸がんが見つかったことを告白。「ほっといたら3年で死ぬ。肺に影があると言われて4月の検査を受けるけど、転移が見つかったらどうしよう」と話すが顔は笑っている。さらに、「宮根さん、出航までに倒れるかもしれませんから、そしたら代わりに行ってください!」とジョークを飛ばす余裕ぶり。本当に大丈夫なのか、強がりなのか……。

●「微笑みの奥にあるホンネとは? 演技派・堺雅人に密着」【とくダネ】

インタビュー場所は、高校卒業まで過ごした故郷の宮崎。母校の小学校へ行き、卒業アルバムを開く。当時は学級委員長で、ボランティアもしていたという。「今思えば、当時老人ホームで『水戸黄門』を演じたのが初舞台。黄門様役でした」と堺。その一方、少年野球では万年補欠で、「球拾いばかりやっていました」と苦笑い。

演劇の世界に進んだものの、下積み時代のアルバイトでは「警備員は3日でクビ、コンビニも計算をよく間違えてクビ」など失敗続き。さらに、トレードマークの笑顔も、「『ヘラヘラするんじゃない』とよく怒られました。小日向文世さんに『僕は風呂場で怖い顔の練習したよ』と教えてもらってマネした」と明かす。

39歳独身の堺は結婚について聞かれると、「願望はありますね」とポロリ。さも相手がいるような口ぶりが印象的だった。先日結婚した堤真一のような電撃婚はあるか!?

●「ドン小西がローラの恋愛を事情を直撃!」【スッキリ】

先日行われた『東京ガールズコレクション』に潜入したドン小西は、ローラを見つけて「最近、色っぽくなったよね」とオヤジっぽく話しかける。「え~見てるの」と不満顔のローラに「恋してないの?」と、さらにブッ込むドン小西。「なんにもないの~」と即答したローラは、返す刀で「ずっと独身なの?」と反撃する。「うん」とドンが答えると、「やっぱりね~。そんな感じがした」とローラスマイル。さらにドン小西が「オレ、モテたいから気取るのやめたんだ」と話すと、「気取ってるじゃん!」と全否定。トークでやられた影響か、本題のファッションチェックでは、「自然体がいい。一流になってきた」と満点の5つ星だった。

●「松井秀喜に待望の“ミニラ”誕生」【スッキリ】

昨年末、日米20年間のプロ野球人生に幕を閉じた松井。引退表明後もニューヨークに滞在し、すでに3人での生活をはじめているという。ゴジラ松井の子・ミニラの誕生は、2008年の結婚から5年目で、まさに待望のベビー誕生となった。熱烈なジャイアンツファンのテリー伊藤は「よかった!」と満面の笑み。男の子だけに野球選手への夢が広がるが、長嶋一茂や落合福嗣の例もあるだけに……。


春の訪れとともに新商品や新番組の発表など、華やかなイベントが増えた一方、樹木希林、志村けん、辛坊治郎など病気に関わるニュースも多い一週間だった。今月で打ち切りが決まった『知りたがり』は、早くも放送が1時間縮小。この非情な措置に、出演者のモチベーションはどうなのか……。とりわけロンブー田村淳は、何事もなかったかのようにフェードアウトしたいのか、発言がさらに大人しくなっている。芸人なら今こそ伝説を作るべきでは?

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など