オオアサ電子は3月12日、無指向性のアクティブスピーカー「TS550」およびパッシブスピーカー「TS500」を発表した。発売は6月上旬で、希望小売価格はTS550が79,800円、TS500が64,890円となっている。
オオアサ電子は広島県山県郡大朝町(現・北広島町)で1983年に創業した企業。従来、液晶や小型電源、オーディオ部品の生産などを手がけてきたが、2011年より独自オーディオブランド「Egretta(エグレッタ)」の展開を始めた。
初めて手がけた無指向性タワー型スピーカー「TS1000」が2011年のグッドデザイン賞を受賞するなど、品質やデザインに関する高い評価を受けている。
今回リリースしたTS550/TS500も、TS1000の流れを汲むタワー型の無指向性スピーカー。全高920mmとサイズの大きかったTS1000より小型化され、テレビ周りやパソコン用のスピーカーとして、より手軽に利用できるようにした製品だ。デザインもTS1000を踏襲し、インテリア性の高い円筒形を採用する一方、竹繊維のコンポジットコーンを採用するなど高い品質を誇る。
主な仕様は次の通り。TS550は、最大出力が10W×2、出力音圧が86dB/W/m、周波数特性が50Hz~22kHz、エンクロージャーが多重共鳴管式。入力インタフェースがアナログRCA×1系統、USB×1基、光デジタル×1系統、Class D変調が940kHzとなっている。
TS500は、標準入力が12W、最大入力が25W、インピーダンスが8Ω、出力音圧が86dB/W/m、周波数特性が50Hz~22kHz、エンクロージャーが多重共鳴管式となっている。
サイズはTS550がW140×D160×H480mm、TS500がW140×D140×H480mm、重量はTS550が5.5kg以下(左右2本計)、TS500が2.5kg以下(1本あたり)となっている。