小田急電鉄は14日、「小田急小田原線(代々木上原駅~梅ヶ丘駅間)複々線化事業」の事業期間について、2017年度の複々線化、2018年度の事業完了をめざすと発表した。
現在、複線となっている代々木上原~梅ヶ丘間(約2.2km)は、今月23日に上下線とも地下化され、途中の東北沢駅、下北沢駅、世田谷代田駅の3駅が地下化される。これにともない、小田急電鉄では同日にダイヤの修正も行われる。
代々木上原~梅ヶ丘間では、その後も複々線化事業完成に向けて、残る2線分のトンネル工事や駅舎工事などを進める。今回の発表によれば、事業完成期間を2018年度まで延伸する予定で、複々線化については2017年度の使用開始をめざし、工事に取り組むとのこと。
同区間の複々線化は、小田急線にとって抜本的な輸送量増強、混雑緩和策とされている。完成後は代々木上原駅から和泉多摩川駅までの複々線運転が可能となり、列車本数を増発して混雑緩和などの輸送改善が図られるという。