京浜急行電鉄はこのほど、京急川崎駅の駅ビル建設計画を発表した。5階建ての商業施設と12階建てのビジネスホテル「京急EXイン」からなる複合施設で、商業施設の3~5階は大師線ホーム上空を覆う形で建設される。敷地面積約3,000平方メートル、延床面積約9,000平方メートル。2013年度上半期に着工し、2015年度の完成をめざす。
京急川崎駅のある川崎エリアでは、北口地区の再開発や、京急川崎駅とJR川崎駅を結ぶ歩行者専用道路の開通など整備が進む。京急電鉄もこれまで、京急ストア川崎店を駅前高架下へ移転開業するなど、周辺の開発整備と連携したまちづくりに取り組んできた。
現在進行中の「JR川崎駅北口自由通路等整備事業」により、JR川崎駅との乗換え利便性や東西の回遊性の向上が図られるため、駅ビル建設により駅利用者の利便性の向上と駅周辺のさらなる活性化を図るとしている。