ドゥカティ ジャパンは6月22日、昨年11月のミラの国際モーターショーで発表した新型「ハイパーモタード」ファミリーを発売する。すべてのバージョンをいっせいに発売し、エンジンはイタリア本国仕様と同スペックを維持する。
「ハイパーモタード」は街乗りからロングツーリング、サーキット走行、オフロード走行までこなすオールマイティさが魅力のモデル。高い最低地上高、ロングストロークのサスペンション、アップライトなライディングポジションはオフロードモデルそのものだが、オンロード走行にも適したタイヤを装着する。新型では都会にもマッチするシャープで洗練されたスタイリングが採用され、魅力を増した。
同モデルは欧州で3月からの販売開始が発表されたが、今回は日本仕様の詳細なスペックや発売時期、価格が明らかに。「ハイパーモタード」「ハイパーモタード SP」「ハイパーストラーダ」の3モデルすべてが日本に導入される。発売日はいずれも6月22日。
エンジンスペックに関しては、騒音規制の厳しい日本ではパワーダウンを余儀なくされるモデルが多いが、「ハイパーモタード」は本国仕様より100mm延長されたマフラーを装着することにより、110PSの最高出力、9.1kgmの最大トルクと、本国仕様と同一となった。また、日本仕様ではローシートを標準装備とし、本国仕様よりシート高が20~40mm低くなっている。価格は、「ハイパーモタード」が139万円、「ハイパーモタード SP」が179万円、「ハイパーストラーダ」が149万円となっている。