モデルで女優の日南響子が、6月29日に公開を迎える主演映画『桜姫』で、自身初となる濡れ場に挑戦したことが14日、明らかになった。

映画『桜姫』(6月29日公開)

同作は歌舞伎の代表作「桜姫東文章」をベースに、主人公・桜姫の常識外れな恋愛模様を独創的な映像感覚と奇抜なアイデアで描いた作品。高家の娘・桜姫はある晩、盗賊の権助(青木崇高)に襲われてしまうが、そのことがきっかけで権助のことが忘れられなくなってしまう。権助と再会するために桜姫がとった手段は、身分を捨て遊女になること。一方の権助は盗んだ巻物のせいで殺し屋に追われるはめに。桜姫を死んだ恋人の生まれ変わりと信じる不死身の坊主・清玄(でんでん)が登場すると物語は思わぬ方向へと展開する。

花魁や遊女、時代劇などにもともと興味があったという日南。「丁度オファーをいただいた時期は遊女にまつわる歌詞を書いたり、曲を聴いたり、作品を観たりしていたので軽く運命を感じました(笑)」と振り返り、「とてもうれしかったです」と不思議な縁を喜んでいた。初の濡れ場については、「青木さんに優しく声をかけていただき安心して撮影ができました」と権助役の青木崇高が支えになったことを明かし、「上手く表せませんが、とてもお芝居に対しての姿勢が尊敬してしまうぐらいにすばらしい方」と絶賛していた。

権助役の青木、不死身の坊主・清玄役のでんでんのほか、女優の麻美ゆま、お笑いトリオ・安田大サーカスのHIROとクロちゃん、タレントの野々村真といった個性豊かな俳優陣が脇を固める。

(C)2013「桜姫」製作委員会