マカフィーは3月13日、ホワイトリスト型のAndroidベースの組み込みシステム向けセキュリティソリューション「McAfee Embedded Control (マカフィー エンベデッド コントロール)」の提供を開始した。
同ソリューションは、Androidのカーネルに組み込むことができるセキュリティソリューション。OSに内蔵するかたちでとなるため、Androidベースの端末に対する悪意あるアプリケーションのインストールや実行を防ぐことができる。
同社では、Androidのセキュリティアプリケーションはこれまで、ユーザーレベルのみで機能し、端末がシステムレベルの攻撃を受けやすい状態にあったと指摘。OS内蔵型であるMcAfee Embedded Control提供することでこのセキュリティのギャップを埋め、Androidスタック全体を保護することができるとしている。
またMcAfee Embedded Controlでは、未承認のアプリケーションをブロックするほか、小売業の端末や医療端末、工業用制御システム、事務機器、ゲーム端末、車載端末、航空宇宙・防衛業界向け端末など、固定機能のあるPOSインフラが不正にファイルなどを変更されるのを防止することができる。