セルシスは13日、同社が開発・販売するマンガ製作ソフト「ComicStudio」に関して、2013年末の販売終了後も数年間にわたってサポートを継続する考えを表明した。
「ComicStudio」は、ネームやペン入れ、スクリーントーンの貼付けなどをPC上で行うことができるマンガ製作ソフト。2001年の"Ver.1.0"発売以降、バージョンアップを重ね、プロ・アマ問わずマンガ製作に携わるユーザーに広く利用されている。
同社では2011年12月にComicStudioに対して、大きな機能追加を行わずソフトウェアの販売そのものも2013年末を持って終了するとアナウンスし、後継ソフトとして開発されている「CLIP STUDIO PAINT」への以降を推奨していた。
しかし、ユーザーインタフェースや機能面の不足から「CLIP STUDIO PAINT」は1枚絵のイラスト制作には向くものの、複数ページのモノクロ漫画の制作に不向き、あるいはといった指摘があった。また、2013年末の販売終了をサポートも合わせて終了ととらえたユーザーからTwitterを中心として懸念の声が上がっていた。
セルシスでは、「ComicStudio 4.0のサポートが2013年末で終了するという情報は誤り」として、ComicStudio 4.0のサポートを販売終了後も数年間にわたって継続していくと説明した。
一方で、後継ソフトとして以降を推奨している「CLIP STUDIO PAINT」については、「ComicStudioに比べると、まだ搭載できていない機能や、細かい操作感の違い」があるしながらも、4月中旬に予定するアップデートによって、大幅に機能向上しているとコメント。
「CLIP STUDIO PAINT」最新版の正式リリースに先だって、先行プレビュー版を公開しており、「こちらもぜひお試しください」とアナウンスしている。