パナソニックは3月13日、デジタルムービーカメラ「HX-WA30」「HX-WA3」「HX-DC3」の3モデルを発表した。いずれも発売は5月1日予定で、価格はオープン。推定市場価格はHX-WA30が45,000円前後、HX-WA3が35,000円前後、HX-DC3が32,000円前後となっている。
動画の記録画素数は、3モデルともフルHD(1,920×1,080ドット/60i)。
片手で撮影しやすい縦長ボディのワンハンドスタイルムービーカメラ。HX-WA30とHX-WA3は、レジャーシーンなどでの利用も考慮され、防水・防塵設計となっている。HX-WA30は水深10mでも使用可能なJIS防水保護等級IPX8相当の防水性能、1.5mからの落下に耐える耐衝撃性能、マイナス10度でも撮影できる耐低温性能を備え、HX-WA3は水深5mでも使用可能なJIS保護等級IP6X相当の防水性能、マイナス10度で撮影できる耐低温性能を備える。
新機能としては、HX-WA30のみWi-Fi(無線LAN)接続機能を内蔵。撮影した動画や写真をスマートフォンに転送したり、本体から離れた位置でもスマートフォンをリモコンに使用して操作したりできる。
また、HX-WA30では最大1,280×720ドットのスローモーション動画の撮影が可能。撮影可能なコマ数は1,280×720ドットでは1秒間に120コマで、640×360ドットでは240コマ、320×180ドットでは480コマとなっている。
そのほか、12種類のエフェクトを選んで動画を撮影できる「クリエイティブコントロール」を搭載。利用できるエフェクトはインターバル記録(動画のみ)、ジオラマ、残像効果(動画のみ)、魚眼、オールドムービー、ワンポイントカラー、HDR絵画調(静止画のみ)、美肌、モノクロ、セピア、ヴィヴィッド、ソフトとなっている。
主な仕様は次の通り。HX-WA20は、撮像素子が1/2.33型MOSセンサー(裏面照射型)で、有効画素数が動画撮影時で829万画素(16:9)・981万画素(4:3)、静止画撮影時で837万画素(16:9)・989万画素(4:3)、レンズの焦点距離が動画撮影時(120fps、60fps、30fpsモード時)で28~280mm(35mmフィルム換算、以下同)、静止画撮影時で28~140mm、F値がF2.8~F3.9。モニターは約23万ドット・2.6型ワイドの液晶方式、サイズはW96.6×D46.2×H127.2mm、重量は290g(SDカードとバッテリー含む)。
HX-WA2は、撮像素子が1/2.33型MOSセンサー、有効画素数が動画撮影時・静止画撮影時ともに1,190万画素(16:9)・1,430万画素(4:3)、レンズの焦点距離がWideモードの動画撮影時で40~240mm(16:9)・38.9~233.4mm(4:3)、Teleモードの動画撮影時で82.4~494.4mm(16:9)・80.9~485.4mm(4:3)、静止画撮影時で39.9~199.5mm(16:9)・38.6~193mm(4:3)、F値がF3.5~F3.7。モニターは約23万ドット・2.6型ワイドの液晶方式、サイズはW96.6×D46.2×H127.2mm、重量は278g(SDカードとバッテリー含む)。
HX-DC2は、撮像素子と有効画素数、レンズ仕様がHX-WA2と共通。モニターは約23万ドット・3型ワイドの液晶方式で、サイズはW86.2×D38.1×H120.8mm、重量は180g(SDカードとバッテリー含む)となっている。
撮影データはSD/SDHC/SDXCカードのほか内蔵メモリ(約65MB)にも記録可能で、MPEG-4 AVC(MP4)形式の動画記録のほか、JPEG形式の静止画も撮影できる。