4月5日からNHKびBSプレミアムでスタートするBS時代劇『妻は、くノ一』(全8回 20時~20時43分)の完成披露試写会が12日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の市川染五郎と瀧本美織が出席した。
風野真知雄の同名小説をドラマ化した同ドラマは、幕末を舞台にした時代劇。風采の上がらない天文マニアの平戸藩士、彦馬(市川染五郎)と織江(瀧本美織)は、結婚して幸せな日々を過ごしていた。だが、新婚早々織江は失踪。織江が凄腕のくノ一とは知らず、彦馬は妻を捜しに江戸へ旅立つ。
主人公・彦馬役の市川染五郎は、昨年の舞台で大怪我をしてから初のドラマ。「準備して(撮影所に)乗り込みましたからブランクは特になかったです」と振り返り、「京都の撮影所は20年以上もお付き合いさせてもらっている現場。今回その門をくぐる時、ここで出来て幸せと感じたし、プロの集団に入れて仕事が出来たのはうれしかったですね」と満足げだった。
一方、時代劇は初めてとなる瀧本は、アクションシーンにも初挑戦。「本格的なアクションは初めてでしたが、毎回テンションが上がり、アクション監督さんから褒められて調子に乗っちゃいましたね(笑)」と振り返り、「くノ一の格好が好きで、コスチュームが欲しいです! どこで着るかは分からないですけど(笑)」とコスプレ好きであることを明かした。
彦馬と織江の恋を描いた同ドラマ。報道陣から「忘れられない恋は?」という質問に「全部忘れられない恋としときましょうか」と無難に答えた既婚者の市川に対し、瀧本は「撮影現場で染五郎さんの奥さんがいらしてごあいさつしました。ドラマの中では妻なので、『すみません』というか申し訳ない気持ちだったのを覚えています」と笑わせ、「私も忘れられない恋が出来るよう素敵な女性になりたいですね」と話していた。