Appleは11日、iOS 6から搭載した「マップ」アプリの地図データを大幅に更新した。地図上に表示される情報量が増え、誤表記についても修正された。最新版については、クラウド上でデータが更新されており、OSのアップデートについては不要となっている。
iOS 6のマップは、誤表記が目立ち、また情報量が少ないなどリリース後に多くの問題が指摘されていた。日本国内の地図でも、東京国際空港内に大王製紙が表示され、東京昭島市には、実在しないはずのパチンコガンダム駅なる謎の駅が登場するなど多くの誤表記が発見され話題となった。
豪州では、iOS 6のマップを利用したことで、国立公園内をさまようドライバーも出現、遭難者が多数出たことから、ビクトリア州警察がドライバーに対して注意を呼びかけるなど混乱をきたしていた。
今回のデータ更新により、誤表記について修正が行われたほか、高速道路の表示を緑色に変更し、駅・消防署などの建物のアイコン表示、東京タワーや東京駅などの3D表示の建物の追加等の改善を図っている。