土日プラッと韓国に飛んで、プルコギ食べて垢(あか)すりエステ……。こんな楽しい思いつき旅行ができるのも、独身だからこそ。結婚した人たちだけが「勝ち組」とは限らない! マイナビニュース会員のうち独身女性300名に、「独身で良かったと思う瞬間」について聞いてみた。
Q.独身でよかった、結婚してなくてよかった、と思う時はありますか?
はい 53.3%
いいえ 46.7%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな時ですか? どうしてそう思いますか?
■誰とでも自由に遊べる
・「好きなところに行って、好きなようにお金を使えるところ」(38歳女性/自動車関連/技術職)
・「自由に遊べる時、同性異性関係なく、友達とワイワイしてるときって楽しい」(25歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「夜遅くまでなど自由に遊べること……結婚されている先輩を見ていると、やはり家庭があるため飲み会も早く帰ってしまっているので」(23歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「思い立った時に、自由に旅行できる時」(30歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)
・「ひとりでライブに行ける」(21歳女性/医療・福祉/専門職)
■時間とお金を自分に投資
・「仕事や勉強に尽力している時……結婚しているとどうしても自分の時間を作ることが厳しくなり、勉強に没頭することができないが、独身だと自分で好きなように時間を作ることができるので良いなぁと思います」(23歳女性/金融・証券/営業職)
・「自由なので、やりたいことにチャレンジできる、習い事等、自分のことだけにお金を使うことができる」(31歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「着物など高額なものを買う時、既婚の女性は旦那に許可を取らないと買えないとよく聞くから」(24歳女性/小売店/販売職・サービス系)
■ダラダラしても平気
・「なーんにもしないでだらけた一日を送った時、結婚してたらそうはいかないなぁ、と」(33歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
・「休日に何もせずひたすら惰眠を貪っている時、幸せすぎる」(33歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「家事をさぼれる、ダラダラできる、自分の好きなように行動できる」(25歳女性/情報・IT/営業職)
■家族に気を遣わなくて良い
・「家事をやらないでいい時、帰宅して温かいご飯がすぐ食べられる時」(33歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「病気の時に気を遣わなくて良かったこと、ひとりでひっそり回復に専念できる」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■だって、怖い話を聞くから……
・「結婚してる友達がどんどんやつれていったのを見た時」(24歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「旦那に浮気されたとなげいている友人を見た時」(26歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「既婚の友達が育児にふりまわされているのを見た時」(29歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「既婚の友人から親戚の愚痴を聞かされた時」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
■総評
女性が独身で良かったと思う瞬間、アンケートでは「時間とお金が自由」という回答が最も多かった。飲み会に好きな時に行きたい女性が多いようで、既婚者の"時間を気にしながら"の参加を横目に見ながら「独身で良かった」と喜びを噛(か)みしめているようだ。男女が仲良く呑(の)むことすら制限される既婚者を見れば、不自由さを感じるのも当然かもしれない。飲み会だけでなく、旅行や習い事、趣味など、自分に惜しみなく投資できるのも、時間とお金を自由にできる独身時代ならではの特権だ。
結婚=家事をきちんとこなさなければいけない、と考えている女性が多いようで、家事をサボっても怒られず、一日中誰にも気兼ねなく寝て過ごしたりできるのも独身ならでは、という声が少なくなかった。確かに、結婚相手の帰宅時間に合わせてご飯を作ることや、子供に合わせて自分で自分の時間が決められないことは、既婚女性最大のストレスだろう。
結婚している友人から生活のありのままを聞いて、独身で良かったと安堵(あんど)している女性も多い。旦那の浮気、育児、親戚付き合い、結婚式のもめごと、ドロドロの家庭環境、離婚の話などなどゾッとする話ばかりで、これでは結婚に夢をもてなくなっても仕方ない。「友人が結婚式でもめて疲れていた」「自分の親戚だけでも大変なのに、ここに他人の親戚まで加わったら……」と恐れる声もあった。独身ならこういう煩わしい問題自体がない。
結婚=不自由と我慢の連続、と断定まではできないが、時間もお金も1人から2人になり、制限が増えるのは間違いない。それまで思いっきり自由を楽しんで、自分を磨きにお金を費やし、気ままに過ごしておこう。ちなみに筆者が、時間とお金に余裕がある独身時代にしておけば良かったと思うことは、永久脱毛だ。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2013年3月1日~2013年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート